7-12
支援者の人と話す。自分の意見を押し付けたり上から目線みたいなものが
うっすらと見え隠れする。表面上はそうではない雰囲気をまとっているから
余計に嫌だなと思う。こんなことをこの3年くらい何度もくり返している。
人間は賢くない、嫌な奴が多すぎる。こんな経験は全くする必要がない、
人格が歪んでしまうだけだ。
そういう嫌なことがあると、今私はイライラしている、怒っていると気づくように
する、という仏教的な方法は、私には結構役に立った。自意識の暴走を
防ぐ技術のようなものだと思った。自意識をなるべく無くすようにして、
自分の状態を観察する。それを感じて、言葉とか意味付けはする必要が
ないと思いながらただ見る。
仕事についてはもうやめてもいいと思っているが、まだやっていない対処の仕方
みたいなのをやってもうまくいかなかったら多分やめる。
私の人生がこうなっているのは、それは自分で選んだことではないけど、
気が付いたら、いつの間にかそうなっていたというものだ。そして
そのような現実に適応できるかできないかということでしかない、優れた能力の
ない人間には。
「ぼくにとって重要な問題は、ぼくにふさわしい現実を生きることなのだ」
というコクトーの言葉を思い出しながら生きている。