就職して5カ月近く経つけど、特にいいことが起きることもなかった。

1日6時間近くパソコンと向き合う仕事をしてる。

やりがいとかそういうものは考えない方がいいと思ってるので目の前の仕事を

やるだけだと思いながらキーボードを叩いているけど、やっぱりやりがいが

だいぶない、それ以外に会社でなにかいいこと、いい人間関係が築けたとか、

そういうこともない。

 

 就労移行に1年数カ月通った後に就職したけども、そこのスタッフは、

親が死んだらどうすんのみたいなことを言う人とか、威圧的な態度で

ものを言ってくる人とか、嫌な人が複数いて、そういう人と関わりながら、

汚れた大人として主張したりするのはこういうことなんだなと思うようなことを

経験した。

クストリッツァの映画の話ができるような人が自分の担当だった時もあったけど、

その人は2カ月くらいで異動になってしまった。

自分がいるのは特例子会社という障害者が多くいる会社だけど、そういうところの

指導員でもハラスメント的な人はふつうにいるし、そういう支援者とか専門家への

信頼はだいぶなくなった。

 

恋愛的なことについては、就労移行で好きになった人はまったく脈なしで

終わって、今の会社ではよく笑うかわいい人がいると思ったけど、

左手に指輪があった。

同性の友人でも、仲のいい人が出来たということもなかった。自分から話を

することがどうしてもできないのだった。

 

今の生活は、平日は家に帰ってから少し本を読んだり音楽を聴くことだけしか

楽しみはない。時間が細切れになって映画をなかなか見づらくなってしまったから

土日にずっと見ていようと思ったけど、疲れているのか、気分がよくないのか、

よくわからないけどあまり見れないまま休みが終わる。給料もほんとに低い。

このような生活を繰り返して年を取っていくと思うと、ほんとにつまらない人生に

なったのだなあと思う。

 

やっぱり私は体力がない方みたいで、今まで欠勤とか午前中に休むという日も

けっこうあった。これからもたぶんそういう日がよくあると思う。その度に

苦手な電話で、休ませてくださいという話をしなければいけないことが

続くと思うとゆううつになる。

 

結局のところ自分は何をしたいのか?と自問自答すると、私のやりたいことは、

この現実に対する違和感みたいなものを何らかのかたちにしておきたい

ことだと思った。それは表現ということになると思うけど、そういう才能が

自分にあるかどうかもわからない。というより大多数の人間にそういうものはない。

しかし他人からどう評価されるかはわからないが、今までの自分と現実なり

社会なりとのことについて決着をつけるようなことをしておきたいということが、

自問自答しているうちにそういう思いが浮かび上がってきた。

 

ある程度時間はかかりそうな感じだし、時間が経つうちに別のことが目標に

なるかもしれないし、そうなったとしたらそれはそれでいい。