11-25

疲れはなかなかとれないし、休みも意外と早く終わってしまう。

 人と関わったり仕事してから時間が経ったりするほど世の中が灰色に

見えてしまって困る。世の中にある邪魔なものがどんどんなくなったら

少しはすっきりするのだろうかとか思う。

自分がいやな気分になったりイライラしたりするものの7、8割くらいは

嫉妬とかルサンチマンなのだろうか、と思う。とりあえずそれを自覚すること、

自分の器の小ささを知っていることが出発点にはなるのだろうけど、

現実のきびしさは変わらない。

 

現実はきびしい、生きていても苦しいことが多い。それはそうだけど、

そういう考えに浸り続けているとダメになる。それもナルシシズムのひとつの形

だからだ。何か風穴が空くような、思いがけない出来事とか、ユーモアとか、

そういうものがないと息苦しくなる。

芸術であれ文学や哲学であれ、それに触れることによって自分の認識とか

感覚が変わる、なにか新しいことを発見する、そのために必要なものなのだ。

 

こんなふうになってしまうと、もう未来のことは考えない方がいいなと思う。

半年後に自分が何を考えているのかもわからないし。それぞれの人が

自分のやりかたでやるしかない。