10-17

10月からニート生活。

辞めたことを後悔する感じはいまのところそんなにないけど、不本意ではあった。

この3年間くらいの苦労とか努力があまり報われなかったとか、

結果を出せなかったということに関しては、やっぱり悔しさがかなりある。

どうしてこのようになってしまったのだろうとか、別の選択肢、別な現実は

ありえなかったのだろうかとか考える。上司が誰になるか、どのような仕事を

担当し、どのような人と関わることになるのかは自分でコントロールできることでは

ないので、苦しい状況がずいぶん長く、一年半とかそのくらい続いて

もう無理だと思って辞めた。

いまは、3年ぶりにゲームをしている。仕事をしていたときは、映画と本に

時間を使うか、疲れを取るために横になって休んだりして、すぐに休日が

終わっていった。なので今までの人生にない、これだけ長くゲームをしないという

ことになった。それで無職のいまプレイしているけど、眼が疲れるなあと思った。

 

ニートになって時間的余裕のある生活になるので、富野アニメのDVDBOXを買ったけど、いまだに半分くらいまでしか観ていない。あまりエネルギーが出てこないし、

疲れとか頭痛もまだ残ってる。あまり生産的な過ごしかたをしていないけど、

なるべく生産的に、有意義にしなければという意識があるということがよくないの

かもしれず、そのあたりは正直難しい。

 

最近笑点に出ている落語家の新書を読み始めた、まだ少しだけど。言葉の使い方、

選び方が自分にフィットする感じがあって、いい本かもという予感がある。

その少し前には横尾忠則の本がよかった。それから自分の好きな谷川さんや、

今は亡き赤瀬川原平とか、みんな30年代生まれの、80代の老人だ。

最近、老人の知恵に助けられると思うことがある。それはこっちもそれなりの

年齢になったから身に沁みるようになったのだろう。それがよいことなのか

どうかはわからない。ただ時間は巻き戻らないし、過去の積み重ねの上に

現在があるし、どうにもならない。別の人生があったとしたらどうなっていたか、

もうそれをリアリティのあるものとして想像することが出来ない、

そういう年齢になった。この数年での人との関わりで、人が辞めたり

異動したりすることも結構あって、これほど流動性が高いのはいいことなのかと

思ったりもしたのだが、とにかくこの世は諸行無常なのだ。

運とかタイミングとか、そういうものが上手くかみ合わないと、いろいろ

つらいことになるんだなあと、この1年半くらいはずっと感じていた。